2009年02月17日

お菓子で作る伊万里のウィンド美術館

お菓子で作る伊万里のウィンド美術館 
 本町アーケード、漂ってくるお菓子の甘い香りをたどると、ちょっとおとぎの国めいて、美しく飾られたショーウィンドウに出会いました。本物のような伊万里焼や洋風の装飾品など色鮮やかな工芸細工が展示され、その名も「お菓子で作る伊万里のウィンド美術館」と、しゃれた文字看板で表示されています。創業百年を誇る「伊万里焼饅頭本舗・菓子処エトワールホリエ」の本店です。
 ウィンド横の表示で、見事な工芸品が間違いなくお菓子であることがわかります。寒梅が咲く季節にもち米の新米を製粉した寒梅粉と粉砂糖を煉った雲平細工、ガムペーストを使って作られているのです。
 左ウィンドの下方には、本物の陶磁器もありました。流水桜花文や江戸美人など色鍋島の図柄を店主ご自身で絵付けされた、限定販売「陶箱入り銘菓」の器です。
 伊万里焼は、鎖国の時代に遠くヨーロッパまでも輸出され珍重された伊万里の誇りです。
 このお店では、名物「伊万里焼饅頭」をはじめ、「古窯の里」「古伊万里」「陶磁の道」など陶器に着想を得た和菓子、洋菓子が製造販売されています。
 街角の小さな美術館のウィンドは、陶磁の道(セラミックロード)の起点、伊万里のロマンをあそび心を持って演出しているのです。



Posted by 渋柿 at 14:50 | Comments(0)
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